YAKINIKU 仙匠

「焼肉店＝煙がモクモク、賑やかで騒がしい」そんなイメージを覆す、都会的で洗練された空間が魅力。ナチュラルウッドと間接照明を基調にしたインテリアは、まるで北欧のカフェのよう。テーブルごとにロースターが完備され、匂いや煙を気にせずに食事が楽しめるのも嬉しいポイント。カウンター席も設けられており、一人焼肉も気兼ねなくできる設計に。料理だけでなく“空間を味わう”という新しい焼肉体験を叶えてくれる場所です。

新鮮な黒毛和牛の薄切りを軽く炙り、その上にとろけるウニをのせ、キャビアを添えて巻いた“牛トロのウニ巻き”。肉の温もりでウニがほんのりとろけ、ひとくちで多層的な旨味が広がる贅沢なひと皿です。おろしポン酢がその濃厚なコクをさっぱりとまとめ上げ、最後まで飽きずに楽しめます。このメニューはまさに“技と素材の結晶”。焼肉という枠を超えた、まるで高級寿司を思わせる美意識が詰まった逸品です。

創業30年以上の歴史が物語るのは、ただ“焼くだけ”ではない肉へのこだわり。この店が誇るすき焼きは、自家製の割り下と選び抜かれた黒毛和牛が織りなす、まさに芸術の域。スタッフが目の前で丁寧に仕上げるその所作も、ひとつの演出。煮立つ割り下の香ばしさ、卵に絡めたときのとろける肉の食感、そして舌の上でほどける脂の甘み…すべてが計算された“うまさ”。特別な夜のために用意されたような逸品です。